2022年11月17日から19日ドイツ・ドルトムントで行われたWROドイツ国際大会に参加。結果は高校クラスにて13位(71チーム中)の結果となりました。メダル獲得も見えた戦いでしたので残念な思いもあります。ここでは16日から19日にかけての大会をレポートします。
成田からの24時間移動
世界情勢の問題もあり、飛行機はアラスカ、北極海上空を飛行。
ドイツドルトムント市まで3時間のバスの旅。到着は現地時間で22時を回る、ほぼ24時間をかけての移動となりました。
17日フリー練習とオープニングセレモニー
午前中はフリー練習。
ロボットの動作確認、センサーの確認など
この会場で、想定通りロボット作動するかをしっかりと確認します。
私達のロボットの方は順調そのもの本番に期待が持てる状態!
また、初めて各国のメンバーと触れ合う機会ですが、まだ会話はできません、お互いの様子やロボットを見ながら様子を確かめてみます。
プレ開会式は有名なドルトムントサッカー競技場。香川選手も所属した有名チームのホームスタジアムです。
開会式はフラッグパレード。約70か国の国旗が次々と登場します。
日本の旗も現れ、私たちもこのメンバーの一員だと実感させられました。
18日は1stサプライズへのチャレンジ
2日目にもなると、各国メンバーも打ち解け始め記念撮影を楽しみます。
1stサプライズ 1ラウンド
サプライズルールが発表。通常のルールに加えて追加のルールです。日本でもいろいろと想定を練習しましたが、想定内の内容。期待が持てます!
1ラウンドはちょっとしたミスで5位。これであればさらに上位を目指せます。
2ラウンド目に期待がますますUPします。
1stチャレンジ2ラウンド
1位通過を目指して、セッティングを高めていきます。ついに、練習時間終了間際にパーフェクトなセッティングが完了。
このままいけば、1位通過です。ところが・・・・・
強烈なヨーロッパの西日の競技開始時間を20分間延期。競技が開始するものの、センサーエラーが勃発。
なんと、いままで全く起きなかったミスを起こし、一気に16位まで転落してしまいます。
ここで慌ててはいけません。気分を取り直して、あきらめずに上位を狙います。
国際親善フレンドシップナイト
18日の夜はWRO国際大会恒例のフレンドシップナイト。
国際交流のチャンスです。各国のメンバーと写真を取り合ったり、コインを交換したりと自分たちができるコミニケーションを広げていきます。
大勢のメンバーにサインを書いてもらったPC。彼らとの友情の証だけではなく、日本と世界のつながりにもなりました。
2ndサプライズで逆転を狙う
2ndサプライズは完全に違うルールで行われます。
今まで培った基礎力が問われる課題です。
6つのタスクがあり、すべてをクリアすることは2分では不可能です。
最も高得点が狙えるかタスクを瞬時に判断します。
ラウンド目は失敗。2ラウンド目に勝負をかけます。
他の日本チームも駆けつけ応援。日本チャチャチャのコールが会場内に響く。
日本の高校生チームがワンチームとなって世界を舞台に戦います。
最後の最後に私たちチームの最高得点をたたき出し、終了。
結果は直ぐにはわかりませんが、すこしでも順位が上がることを願っています。
今回、国際大会に出場した高校生3チームそれぞれ地域が違いますが、お互いが打ち解け日本が一つにまとまった象徴でした。国際的なフレンドシップも大事ですが、日本人同士の友情も大事です。これからも彼らの交流は続くでしょう。素晴らしい高校生たちの熱い友情!
閉会式
順位は閉会式での発表されるまでわかりません。先にフューチャーイノベーション(プレゼンテーション)の発表があり、追手門学院の中学生チームが金メダルを受賞。日本代表団としてはとても嬉しいことです。
私達の結果は13位となりました。いったん転落はしたもののここまでよく復帰したものだと感心します。今後は金メダルチームを追いかけ、私達も近いうちに金メダルを受賞できるようさらに精進したいと思います。
皆様に感謝
世界の厳しさを感じつつも、来年度はもっと上位を目指せる確信を持つことができた大会でした。
帰国後もみやじまロボットクラブのメンバーにこの経験を伝えて、発展させます。
また、今回の旅は皆様のご協力と応援によって成り立つことができました。
本当にありがとうございました。