清流高校2年の上塚覚弘君,八代高校2年の泉 徳浩君、宮崎南高校1年の田代汀君の所属チームMRC;(エムアールシーセミコロン)が8月28日、国内最大級ロボット競技会WROJapan全国決勝(浜松)高校生部門で準優勝。日本代表メンバーに選出されました。ドイツ(ドルトムント)での国際大会(11月17日~19日)に出場します。

チームのストーリー

チームMRC;は熊本と宮崎のトップ選手がタッグを組んだドリームチーム。
ここに来るまでには、長い道のりがありました。今日までのストーリです。

小学生時代

泉、上塚君は小学4年生より熊本八代の宮嶋財団・みやじまロボットクラブでロボットを学び始めます。田代君は宮崎でMRFロボット教室で学びます。
最初のころはロボット作りが遊びの延長上で楽しくてしょうがない時代でした。

2017年。泉君と上塚君が小学6年生時に全国大会に出場。また、田代君も5年の時に同じ場所に来ました。
泉・上塚チームはプログラムコードをたった1行ミスしたために上位から転落、日本代表を逃してしまいました。 初めての出場もあり安定した技術を発揮することができませんでした。
この時コーチ同士が出会い、合同で練習する取り組みを話し合いました。

2017年秋からみやじまロボットクラブでの練習を開始。
お互いの実力を見せあい、刺激しあいながらのトレーニング。
ちがう地域同士。将来全国大会でライバルとしてのの競い合いを楽しみにしていました。
この時は、将来同じチームになるとは誰も思ってはいませんでした。

何度も全国大会で惜敗

2019年は中学生部門に上塚君(左から3番目)が2度目の全国大会に出場します。また田代君(右から1番目)は宮崎代表として参加しています。

この時もそれぞれのチームがたった1つのミスで日本代表を逃します。全国6,7位となりましたが悔しい経験をしました。

また、田代君は17、18、19,21年と続けて全国大会を宮崎代表として活躍しています。

最強チームの完成

2022年。宮崎大会が南九州大会となり県の制限がなくなったため、熊本と宮崎のトップ選手でタッグを組む強力なチームを結成。
南九州予選会では圧倒的な技術力を示し優勝。


 全国大会では小学、中学時代からのキャリアを最大限に生かし準優勝となります。 小学生時代に取り逃した日本代表と世界への切符を長い時間をかけてやっと手に入れることができました。

次の夢は

先輩に手伝ってもらいながら日本代表合宿に向けて技術資料を制作中

日本代表の夢をかなえた彼らの次の夢は世界のトップ。
2018年に先輩たちがタイ・チェンマイで国際大会に出場していますが非常に苦戦しました。
この反省を生かして、より高い成果を目指しの残りの期間練習に励みます。
彼らの頑張りは日本の未来を担うことになるでしょう。